政略結婚のはずですが、溺愛されています【完結】
レストランではその後どんどんコース料理が運ばれてきた。
料理もお酒も美味しかったはずなのに涙が止まらないせいで店員さんが勘違いして一度声を掛けにきたのは申し訳なかった。
料理を食べ終えるとそのままホテルの客室に二人で戻った。
アルコールのせいなのかフワフワした感覚が全身を包み込む。
もしかしたら楓君の好きが聞けて幸せ過ぎるから、足元が覚束ないのかもしれない。
ドキドキしながら部屋に戻ってくるとカーテンが全開になった窓から綺麗な夜景を観た。
窓に手をつき、先ほどはレストランで見ていた景色を部屋で見る。
煌めくそれらに目が奪われる。
すると、後ろからふわっと首元にネックレスが光る。
「…楓君、」
「はい、つけたよ。見せて」
後ろから彼がそれを着けてくれていたようで、振り返ると楓君と目が合った。
よく似合っている、と言って私の首元に指を滑らせる。
ひんやりとした彼の体温を感じながらドキドキと胸が高鳴るのを抑えることが出来ない。
「全然足りないんだよね」
「足りない…?」
「うん、俺は日和のこと愛してる。日和は?」
「あ、愛してるよ…」
羞恥で顔が紅潮しているだろうが、それを隠す余裕もないほどに彼の言葉が甘くて眩暈がする。
料理もお酒も美味しかったはずなのに涙が止まらないせいで店員さんが勘違いして一度声を掛けにきたのは申し訳なかった。
料理を食べ終えるとそのままホテルの客室に二人で戻った。
アルコールのせいなのかフワフワした感覚が全身を包み込む。
もしかしたら楓君の好きが聞けて幸せ過ぎるから、足元が覚束ないのかもしれない。
ドキドキしながら部屋に戻ってくるとカーテンが全開になった窓から綺麗な夜景を観た。
窓に手をつき、先ほどはレストランで見ていた景色を部屋で見る。
煌めくそれらに目が奪われる。
すると、後ろからふわっと首元にネックレスが光る。
「…楓君、」
「はい、つけたよ。見せて」
後ろから彼がそれを着けてくれていたようで、振り返ると楓君と目が合った。
よく似合っている、と言って私の首元に指を滑らせる。
ひんやりとした彼の体温を感じながらドキドキと胸が高鳴るのを抑えることが出来ない。
「全然足りないんだよね」
「足りない…?」
「うん、俺は日和のこと愛してる。日和は?」
「あ、愛してるよ…」
羞恥で顔が紅潮しているだろうが、それを隠す余裕もないほどに彼の言葉が甘くて眩暈がする。