何の取り柄もない田舎の村娘に、その国の神と呼ばれる男は1秒で恋に落ちる【後編】



月斗の事を簡単にあきらめてしまったかずさは、城の外へとやって来て、人ごみに紛れていた。



「見たいの……未来を……。」




そんな彼女は煙を上げる城を眺めながら、小さくつぶやいた。




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