何の取り柄もない田舎の村娘に、その国の神と呼ばれる男は1秒で恋に落ちる【後編】

「—————今日が地球最後の日だとしても彼女を助けた?」



ザ―


外から吹き込んだ風で灰が舞う。


まるでそこだけが灰色の世界。



「当たり前だろ。」



彼の目はどこまでも、真っすぐだった。


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