何の取り柄もない田舎の村娘に、その国の神と呼ばれる男は1秒で恋に落ちる【後編】
「りん!お手柄だな!お前の作戦でなんとか国の奴らをまけたよ!」
シドが嬉しそうに、りんに駆け寄った。
なんとか国の軍から逃れ、ひと段落ついたシドには、安堵の表情がこぼれる。
「まーな!」
シドからお褒めの言葉をもらったりんは、得意気に笑った。
「りん。ありがとう。」
りんが反乱軍に加わってまだ間もないが、確かに空気が変わっていた。
今や、彼の頭の回転の速さは、反乱軍には無くてはならないものになっていた。
そんなりんに、シドは改めてその言葉を口にした。
「どうしたんや?シド改まって!」
そう言って、りんはシドの背中を思いっきり叩いた。
「俺はお前にリーダーを…。」
「わいはやらん!」
りんはシドのその言葉を遮るように、きっぱりと言った。
シドは、彼こそこの反乱軍を率いていくべきなのではと考えていたが、それをすぐに察したりんはすぐに断ってしまった。
「人にはそれぞれ役割がある!」
りんはそう言って、またニッと笑った。
シドが嬉しそうに、りんに駆け寄った。
なんとか国の軍から逃れ、ひと段落ついたシドには、安堵の表情がこぼれる。
「まーな!」
シドからお褒めの言葉をもらったりんは、得意気に笑った。
「りん。ありがとう。」
りんが反乱軍に加わってまだ間もないが、確かに空気が変わっていた。
今や、彼の頭の回転の速さは、反乱軍には無くてはならないものになっていた。
そんなりんに、シドは改めてその言葉を口にした。
「どうしたんや?シド改まって!」
そう言って、りんはシドの背中を思いっきり叩いた。
「俺はお前にリーダーを…。」
「わいはやらん!」
りんはシドのその言葉を遮るように、きっぱりと言った。
シドは、彼こそこの反乱軍を率いていくべきなのではと考えていたが、それをすぐに察したりんはすぐに断ってしまった。
「人にはそれぞれ役割がある!」
りんはそう言って、またニッと笑った。