白檀の王様は双葉に芳しさを気付かせたい
「や、やだっ……」
「少しは慣れてきた? ここは?」
「んんっ……!」
一番反応する場所を何度も何度も責められて、私が涙目で琥白さんを見ても、琥白さんは嬉しそうに目を細めている。
「待って、もう、だめっ」
「だめになるなら、俺の腕の中でダメになれ」
「ひゃっ……! も、ほんとにっ!」
息の間隔が短くなる。そのうち、琥白さんの背中に爪を立てていた。
琥白さんはそれすら嬉しそうに微笑んで、私の耳元でささやく。
「俺はどんなふたばも受け入れるから」
何度もその感覚を覚えさせるように、何度も引き戻すように、激しいキスをして、大事そうに抱きしめて……。
私は何も考えられなくなって、琥白さんの名前を呼んでいた。