白檀の王様は双葉に芳しさを気付かせたい

ーーーその2時間後。

「ごめんって」

 琥白さんは膨れる私の顔を見て言う。
 でもね……。

「琥白さん、全然反省してないですよね!」

 謝っても声でわかるのよ!
 っていうか顔笑ってるし!

 琥白さんは怒っている私の髪を撫でると、当たり前のように呟く。

「ふたばの反応見てたら、止まるものも止まらないだろ」
「もももももももういいです!」

(この人との口喧嘩は、結局、自分へ返ってくるダメージが大きすぎる……!)

 反省した私はシーツを頭からかぶって、丸まった。

(もう知らない! 琥白さんなんて嫌いだ!)

 そう思っていたのに、琥白さんはシーツをベリっと剥がすと、威嚇する私の唇をいとも簡単に奪う。
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