白檀の王様は双葉に芳しさを気付かせたい
「……んっ」
ちゅ、ちゅ、と何度も口づけられて、口付けの最中に目が合う。その目に誘導されるように、私はそれに自分から応えていた。
琥白さんは何度も何度も口づけた後、私を抱きしめると、
「ふたばが好きだってこと、少しは伝わってるか?」
と低い声で大事そうに言う。
その言葉が胸に染み込んで、胸がまた、ぎゅう、と締め付けられたような感覚がした。
(嫌でも伝わってくるのよ……)
でもそう言ってしまうと何かが変わってしまうみたいで言えなくて……。
「……琥白さんが変態だってことはわかりました」
と不貞腐れたように言い放った。
琥白さんはそんな言葉でも、不遜な態度でも、関係ないというように頭をぽんぽんと軽く叩く。
「そうだよ、ふたば限定だけどな。これでも最後の一線は守れるようにかなり我慢してるんだ」
「ぜ、絶対に我慢してくださいよ!」
私が眉を寄せて叫ぶと、琥白さんは困ったように笑っていた。