スタンドバイユー
ここまで、話しが続くまで掛かった時間は、なんと、



30分!!



その間、あたしはずっっと緊張して正座してた訳、で。



あたしの足はもう、これでもかという程に、じ痺れていた訳、で。


でも、あたしはこのとてつもなく気まずい空気が 壊れてくれる事が嬉しくて、嬉しすぎて飛び上がりそうな勢いをつけて、立ち上がった。



その後は……。


想像に固くないだろう。


もつれた足がいうことを聞いてくれるはずもなく、


気がついたときにはすでに、有樹さんの腕に抱き留められていた。



「大丈夫かっ?!」



有樹さんは、心底心配そうにあたしに聞いてくれた。



あれ?この人結構優しいのかも…



なんだ、なんだいい人だ。


なんて、安堵したとき。



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