片恋
「やー、でも、伊月が真桜ちゃんに抱きついたりなんかするから、俺の提案も意味なくなっちゃったよね。ふたり、とっととくっつけばいいと思うよ」


今のは、一応延藤くんなりの祝福か何かだったのかな。


伊月くんがナデシコだったことで騒がしかった教室が、
今度は延藤くんの嘘恋人宣言でざわめいて、
今は、私と伊月くんを祝う声がチラホラ届き、正直とても恥ずかしい。


「さっきの伊月くんって、このクラスだよね? きゃあ~! いるよ!」


そうこうしている内に、放送を聞いた別のクラスの生徒が、教室に集まり始めた。
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