エリート警視正は偽り妻へ愛玩の手を緩めない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「……ふ」


純平さんは、私の耳を甘噛みして……。


「や、あああっ……!!」


満たされず、切なく疼かせていた場所を容赦なく一気に突かれ、私の中が悦びに蠢く。


「く、っ……」


純平さんがクッと眉根を寄せて、喉を仰け反らせる私を掻き抱いた。
だけど、意志と関係のない痙攣は、止まらない。
奥深くまで穿たれたものが、狂暴に力強く脈打つ感覚がリアルで、頭にまで鳥肌が立った。


「……落ち着け、歩」


ガクガク震える私を宥めながら、純平さんが頭の上で手をポンポン弾ませる。
私は、お腹の底からせり上がってくる快楽にのまれ、自ら彼の唇を求めてキスをした。


「んっ……歩」


彼の方から舌を絡めてくれて、干上がるほどの渇望が満たされる。
潤い、全身の神経が痺れる――。


純平さんに言われた通り、私はこうされることを期待していたのだろうか。
この夫婦関係は、仮初めのものなのに。
私は、ただの偽装花嫁なのに。
この幸せも悦びも束の間のもので、永遠には続かないのに、今彼とこうしていられるのが嬉しいなんて……。


冷静な常識のもと、理性を保とうとする自分が、心の片隅で疑問を発している。
だけど、もうなにもわからない。
甘く痺れる激烈な悦楽に身を委ね、今はただ、ドロドロになってしまいたかった。
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