エリート警視正は偽り妻へ愛玩の手を緩めない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「……そうか」
温かく甘い温もりに包まれ、睡魔に落ちる寸前だった私の聴覚が、なにか憚るような低い声を拾った。
「わかった。遅くまでご苦労」
労いの言葉が続くのを聞いて、身体をモゾッと動かす。
目を擦りながら布団から顔を出すと、純平さんは汗でしっとりした引き締まった胸元を露わに、ベッドに足を伸ばして座っていた。
その左手にはスマホ。
どうやら、仕事の電話をしていたようだ。
私が目を覚ましたことに気付かず、もう片方の手で私の頭を撫でている。
優しい仕草に、胸がきゅんとして、ときめいてしまう。
無意識に彼に身体を摺り寄せると、「ん?」と、頭上から短い声が降ってきた。
「続きは明日聞く。お前たちも、今夜はそのくらいで切り上げろ。じゃあ」
私が起きたのを察したようで、そんな言葉で会話を切り上げた。
「ふう」と息をつくのが聞こえて、私はもう一度布団から顔を覗かせた。
純平さんは、用を終えたスマホをジッと見つめ、軽く身を捩ってサイドテーブルの上に置く。
「起こしたか。すまない」
「いえ。あの……大丈夫ですか?」
「あの三人の器物損壊容疑で、俺の車を調べたいと言ってきただけだ。取調べはこれからで、報告じゃないから問題ない……それより」
温かく甘い温もりに包まれ、睡魔に落ちる寸前だった私の聴覚が、なにか憚るような低い声を拾った。
「わかった。遅くまでご苦労」
労いの言葉が続くのを聞いて、身体をモゾッと動かす。
目を擦りながら布団から顔を出すと、純平さんは汗でしっとりした引き締まった胸元を露わに、ベッドに足を伸ばして座っていた。
その左手にはスマホ。
どうやら、仕事の電話をしていたようだ。
私が目を覚ましたことに気付かず、もう片方の手で私の頭を撫でている。
優しい仕草に、胸がきゅんとして、ときめいてしまう。
無意識に彼に身体を摺り寄せると、「ん?」と、頭上から短い声が降ってきた。
「続きは明日聞く。お前たちも、今夜はそのくらいで切り上げろ。じゃあ」
私が起きたのを察したようで、そんな言葉で会話を切り上げた。
「ふう」と息をつくのが聞こえて、私はもう一度布団から顔を覗かせた。
純平さんは、用を終えたスマホをジッと見つめ、軽く身を捩ってサイドテーブルの上に置く。
「起こしたか。すまない」
「いえ。あの……大丈夫ですか?」
「あの三人の器物損壊容疑で、俺の車を調べたいと言ってきただけだ。取調べはこれからで、報告じゃないから問題ない……それより」