※あの乙女はニセモノです

私の唇にそっと触れるその仕草でさえ色っぽい。



その上さっきまでの女の子の可愛い声はどこにも無くて。



きっと男の子にしては少し高めとも言えるような声なんだろうけど、少し低く聞こえる声がやけに耳に残る。



なんて考えてる場合じゃなかった!



私は慌てて右手で唇を隠す。



「抵抗するんだ?いつまで持つかな」



男の娘の楽しそうに笑う顔に身体がゾクリと震える。



いつの間にか敬語も抜けた彼はまるで別人みたい…なんて考えていると男の娘の手はそっと私の足を撫でてきた。



これヤバいやつじゃない!?



もしかして私本当にこのまま…。
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