身代わり花嫁は若き帝王の愛を孕む~政略夫婦の淫らにとろける懐妊譚~
指先を繊細に這わせ、歯を立てながらも傷つけないように食む。
キスマークはゆっくりじっくり時間をかけて――行為自体は率先して過激なことをするくせに、仕草はとても愛情に満ちている。
最近は焦らされているのかな?と思うほどだ。もっとめちゃくちゃにされてもかまわないのだが。
押し付けられるのが愛なら、どんな激情だって心地いい。
「仁はいつだってとても優しい。出会ったときから……」
ぽつりと漏らした椿に、仁は「冗談だろう」と自嘲する。
「初めて抱いた日のことを思い出すと、今でも罪悪感に苛まれる。無理やり脱がせて抱いて――」
「私は素敵な思い出だけど」
椿を怯えさせるようなことをわざと言って、いざ蓋を開けて見れば、初めての経験で緊張する椿に優しく体の交わり方を教えてくれた。
「椿。君は俺しか知らないからそう思うのかもしれないが、本来は同意の上で体を重ねるものだ。一方的に蹂躙されるなんてあり得な――」
いつまでも常識を解こうとする唇を塞いでしまおうと、椿は仁の顔を引き寄せキスをした。
キスマークはゆっくりじっくり時間をかけて――行為自体は率先して過激なことをするくせに、仕草はとても愛情に満ちている。
最近は焦らされているのかな?と思うほどだ。もっとめちゃくちゃにされてもかまわないのだが。
押し付けられるのが愛なら、どんな激情だって心地いい。
「仁はいつだってとても優しい。出会ったときから……」
ぽつりと漏らした椿に、仁は「冗談だろう」と自嘲する。
「初めて抱いた日のことを思い出すと、今でも罪悪感に苛まれる。無理やり脱がせて抱いて――」
「私は素敵な思い出だけど」
椿を怯えさせるようなことをわざと言って、いざ蓋を開けて見れば、初めての経験で緊張する椿に優しく体の交わり方を教えてくれた。
「椿。君は俺しか知らないからそう思うのかもしれないが、本来は同意の上で体を重ねるものだ。一方的に蹂躙されるなんてあり得な――」
いつまでも常識を解こうとする唇を塞いでしまおうと、椿は仁の顔を引き寄せキスをした。