ホテル王に狙われてます!ハニートラップから守るはずが、罠にかかったのは私でした?!
『高遠副社長の足を引っ張らないよう、しっかり仕事しなくちゃ!』
美夕はそう意気込むと、田辺から預かったiPadをバッグから取り出すと、
スケジュールのページを開き、「マリーナホテル10周年記念パーティー」のところを開いて、読み始めた。
『すごい!大物ばかり。』
美夕は主な出席者の欄を見て度肝を抜かれた。
世界長者番付に名を連ねるセレブから、ハリウッドスター、パリコレモデルまで、
一度は名前を聞いたことはある人達が所せましと載っていた。
世界的にも有名なホテルの10周年だ。それはそうなるだろう。
美夕は急に不安に駆られた。
本当に私も出席してよいのだろうか・・・。
不安ながらも次のページを開くと、美夕に対しての指示が書かれていた。
着物を着ること。
常に笑顔で。
副社長の傍から離れないこと。
『副社長の傍から離れないこと?』
美夕はどういう意図でかいてあるのか首を傾げた。