ホテル王に狙われてます!ハニートラップから守るはずが、罠にかかったのは私でした?!
案内された部屋には、ベッドルームが4つ、リビングルームが2つ。浴室も2つあり、簡易のキッチンもあった。
何より美夕が驚いたのは、その広さと、リビングルームに置かれたグランドピアノだった。

「あの…私はどこに泊まればいいんでしょうか?」

美夕が聞くと、

「好きなベッドルームを選んでくれていいよ。」

と、高遠副社長は平然と言った。

「いくら広くてもそう言うわけには。」

契約社員が副社長と同じこんな豪華な部屋に泊まるなんて、とんでもない。

「逆に部屋が離れる方が心配なんだよ。
さっきので分かったろ?こっちの男は積極的だからね。」

と、高遠副社長は言った。

美夕は、なんて返事をすればよいのか分からず、

「分かりました。」

と言って、メインベッドルームから1番遠いベッドルームを選んだ。
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