【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「リーン、聞いてる? 聞いてた?」
 隣のノエルに声をかけられ、アイリーンは我に返る。
「え、うん。なんとなく」

「ちょっと、一回、お茶を飲もうか」
 ノエルからカップを渡されて、アイリーンは一口お茶を飲む。
「はい、深呼吸」
 さらに深く息を吸って、吐く。
「落ち着いた?」
 ノエルの言葉に、なんとか頷く。
「アディ、もう一度言ってあげて」

 挙動が不審になっているアイリーンを心配そうに見つめていたアデライードはもう一度口を開いた。

「リーンちゃんに月雲シリーズの新装版の表紙を描いてもらえないかしら?」
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