【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
 アイリーンは自嘲気味に笑みを浮かべた。
「気付いたときにはそのような話になっていましたので、特別気にしたことはなかったです」

「それで。先ほど『だった』って言ったでしょう? 今はどうなの?」

「はい。留学をきっかけに、それを辞退いたしました」

「辞退? できるの? そんなこと」

「そんな簡単にはできません。多分、異例中の異例です。婚約者候補の中でも、私は有力候補ではありませんでしたから。婚約者候補としてプーランジェに残るよりも、アスカリッドに留学する方が有益であると判断されたのだと思います」

「そうなのね。それで、リーンが留学を終えてプーランジェに戻ったらどうなるのかしら?」

「多分、それなりの方と結婚するかと」

「ダメよ」
 ユミエーラは立ち上がり、リーンの両肩を掴んだ。
「リーン。あなた恋をしなさい」

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