【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「アイリーンちゃん、どうかした? あまりの美味しさに我を忘れてしまったかしら?」
アデライードの言葉が刺さった。そう、物語の中くらい、我を忘れてもいいじゃない。
「アディ先生。私、月雲シリーズが大好きです」
「ええ知っているわよ。でも、ありがとう。やっぱり、そうやって口に出して言ってもらえると嬉しいわ」
「はい、でも思ったのですが。口に出して言える好きと、口に出して言えない好きがあるんです。なぜでしょう。アディ先生や文芸部員の前では堂々と月雲が大好きって言えるんですけど。他の人の前だとまだ言えないところがあります」
「あのね。別に無理して好きだって言わなくてもいいのよ。人には言えない好きがあってもいいと思う。そうやってアイリーンちゃんの心の中で月雲を思ってくれているのであれば、私はそれだけでも充分よ。それに、今日のサイン会も見たでしょ? あんなにもたくさんの読者が並んでくれたの」
「つまり『少ない好き』は人には言えないけれど、『たくさんの好き』は人に言えるってことですか?」
「うーん。口に出しているからたくさん好きっていうわけではないと思うわ。自分の気持ちが上手に伝えられないっていう人もいるじゃない? だからね、好きであれば言っても言わなくてもどっちでもいい。本人の心の中でその気持ちが生き続けてくれればいいと思っているの」
アデライードの言葉は深い。アイリーンの心の中の好きという気持ち。それを表現するためには。
アデライードの言葉が刺さった。そう、物語の中くらい、我を忘れてもいいじゃない。
「アディ先生。私、月雲シリーズが大好きです」
「ええ知っているわよ。でも、ありがとう。やっぱり、そうやって口に出して言ってもらえると嬉しいわ」
「はい、でも思ったのですが。口に出して言える好きと、口に出して言えない好きがあるんです。なぜでしょう。アディ先生や文芸部員の前では堂々と月雲が大好きって言えるんですけど。他の人の前だとまだ言えないところがあります」
「あのね。別に無理して好きだって言わなくてもいいのよ。人には言えない好きがあってもいいと思う。そうやってアイリーンちゃんの心の中で月雲を思ってくれているのであれば、私はそれだけでも充分よ。それに、今日のサイン会も見たでしょ? あんなにもたくさんの読者が並んでくれたの」
「つまり『少ない好き』は人には言えないけれど、『たくさんの好き』は人に言えるってことですか?」
「うーん。口に出しているからたくさん好きっていうわけではないと思うわ。自分の気持ちが上手に伝えられないっていう人もいるじゃない? だからね、好きであれば言っても言わなくてもどっちでもいい。本人の心の中でその気持ちが生き続けてくれればいいと思っているの」
アデライードの言葉は深い。アイリーンの心の中の好きという気持ち。それを表現するためには。