【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~



「いっそのこと、エルを味方に引き入れたらどうですか?」
 先日の休みにカフェでアイリーンを見かけたことを、ジョアキナに愚痴っていたイブライム。その愚痴の結果、そんな言葉が返ってきた。

「エルはアイリーン嬢の友達ですよ」
 イブライムもそれは知っている。だから、悔しいという思いが一層強い。

「敵を欺くには、まずは味方からという言葉もありますよね?」
 ジョアキナに言われものの、この場合の敵はアイリーンで味方はノエルということか? むしろ言葉の使い方を間違えていないか、とも思うのだが。

「はぁ。なぜこんなにも彼女のことが気になるのか」
 テーブルに突っ伏して頭を抱える。

「まあ、好きだからでしょうね」

 ジョアキナに指摘され、顔を上げる。

「好きだって? まあ、間違ってはいないかもしれないが」

 はあ、と大きくため息をつく。

< 278 / 365 >

この作品をシェア

pagetop