【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「いっそのこと、エルを味方に引き入れたらどうですか?」
先日の休みにカフェでアイリーンを見かけたことを、ジョアキナに愚痴っていたイブライム。その愚痴の結果、そんな言葉が返ってきた。
「エルはアイリーン嬢の友達ですよ」
イブライムもそれは知っている。だから、悔しいという思いが一層強い。
「敵を欺くには、まずは味方からという言葉もありますよね?」
ジョアキナに言われものの、この場合の敵はアイリーンで味方はノエルということか? むしろ言葉の使い方を間違えていないか、とも思うのだが。
「はぁ。なぜこんなにも彼女のことが気になるのか」
テーブルに突っ伏して頭を抱える。
「まあ、好きだからでしょうね」
ジョアキナに指摘され、顔を上げる。
「好きだって? まあ、間違ってはいないかもしれないが」
はあ、と大きくため息をつく。