【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「私としては、そうやって一人の女性に振り回されているあなたの姿が見ることができて、楽しいじゃなかった、嬉しいですけどね」
 ジョアキナがお茶を差し出した。
 生徒会室。三学年は樹液の月で引退し、今ではイブライムが生徒会長になっていた。基本的には役職繰り上げ。副会長には一学年から選ばれている。

「まあ、頑張ってくださいとしか言いようがありませんね。この国の第二王子である以上、あなたの動きと言うものは注目されますからね。そういった意味では、あなたの相手であるアイリーン嬢も注目されているということになりますね」

 ジョアキナのその言葉でイブライムは口を横に結んだ。

 生徒会室のドアがノックされた。イブライムは返事をする気がないらしい。ジョアキナが返事をすると入ってきたのはノエルだった。

「エルだけ?」

「あら、私だけじゃ不満かしら?」

「不満なのは、私ではなくイブのほうだね」

< 279 / 365 >

この作品をシェア

pagetop