【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「そうか。そうやってアスカリッドのものを好んでもらえると、やはり嬉しいな」

「甘美の中でも同性、しかも男性同士の物語が大好きなんです」
 どうだ、と心の中のアイリーンはドヤ顔。だが、実際はイブライムの顔を見ることはできず、視線は足元に向いている。

「それが、何か問題か?」

「え?」
 予想外の答えだった。なぜならば、ドン引きされると思っていたから。

「オレは読んだことは無いが。母やエルは好んで読んでいる」

「え?」
 まあ、ノエルが好んでいるのは知っているけれど、まさかのユミエーラまで?
「母は、オレが部屋に行くといつも背中に本を隠しているが。バレバレだ」
 イブライムは笑っていた。

「リーンが、甘美が好きだということが、オレの未来を邪魔するということか?」

「え、っと」
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