【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
 そう言われると、好きなだけだから邪魔になるかと言われるとならないかもしれないし、なると言われたらなるかもしれない。

「いろんな種類の話があって。その話を好きなものは人それぞれだろう? ホラーが好きだったり、ミステリーが好きだったり、その一つが甘美なのではないのか?」

「そうですけど。イブ様は私に引かないのですか?」

「ひく? 惹かれてはいるが?」

「えっと。こいつの趣味、考えていることが気持ち悪い。みたいな?」

「甘美小説というものは、このアスカリッドできちんと確立されているジャンルだからな。そのジャンルを好む人たちを気持ち悪いと思っている人が大勢いたら、そのジャンルは衰退しているんじゃないのか? むしろここまで拡大されているのだから、それなりに需要があるということだろう」

 どうしよう。まさか、ここまで受け入れてくれるとは逆に予想外だった。けちょんけちょんにけなされた方がまだマシだったかもしれない。

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