【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「そうよ。リーン。手続き終えたら、早くアスカリッドに戻ってきてちょうだい。結婚式までは王宮の離れに部屋を準備しておくから。それに、あなた。まだあの漫画を完結させていないわよね。それも完結させなさい」

 ユミエーラの言うあの漫画とはもちろん月雲の漫画。今、三巻まで発売されたところで、ちょうど原作の二巻目の半分まで。

「必要だったらあなたの仕事部屋も準備するわよ」

 もう、逃げられない。イブライムからも、ユミエーラからも。まあ、逃げる気もないが。

「ありがとうございます」

 頭を下げて、そう言うことで精一杯。
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