【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
完全下校の時刻になったので、アイリーンはノエルと寮に戻ることにした。ほんの十数分の時間なのに、二人は例の本の話で盛り上がった。これは、まるでこの光景は、プーランジェでの文芸部を思い出す。
好きな本について仲間たちと語り合ったあの日。あの明るい部室で、みんなでお茶を飲みながら好きな本を読み、好きな本について語って、そして書く、もしくは描く。それがアイリーンの文芸部の仲間との楽しみだった。このアスカリッドでも読んで語るはできそう。ということは、次の課題は書く、もしくは描く。
ノエルは自分の好きな本でプーランジェ語を勉強したいと言っていた。月雲シリーズをオススメだと言っていた。アイリーンもプーランジェ時代に、文芸部員の仲間たちに布教活動をしていた。そのときの資料が手元にある。
「ノエルは、好きな本でプーランジェの言葉を勉強したいとおっしゃっていましたよね」
「ええ、そうよ。好きな本で勉強すれば、好きなものの力できっと覚えられそうな気もするし、苦手意識も減ると思うのよ」
前世のときも外国語を覚えたいのであれば、その国の恋人を作るのが手っ取り早いなんて言われていた。それは単純に一緒にいる時間が長いから、気兼ねなく教えてもらえるから、とも言われているけれど、やはり相手が好きだという気持ちもあるのではないか、と思う。
つまり、何事も原動力は『好き』になるということ。
「私がプーランジェで、友人たちに月雲シリーズについて教えた資料があるのですが」
と、アイリーンは言い出してみた。この告白には、私、実は同人誌作ってるのと、友達に言うのと同じレベルの勇気がいた。
好きな本について仲間たちと語り合ったあの日。あの明るい部室で、みんなでお茶を飲みながら好きな本を読み、好きな本について語って、そして書く、もしくは描く。それがアイリーンの文芸部の仲間との楽しみだった。このアスカリッドでも読んで語るはできそう。ということは、次の課題は書く、もしくは描く。
ノエルは自分の好きな本でプーランジェ語を勉強したいと言っていた。月雲シリーズをオススメだと言っていた。アイリーンもプーランジェ時代に、文芸部員の仲間たちに布教活動をしていた。そのときの資料が手元にある。
「ノエルは、好きな本でプーランジェの言葉を勉強したいとおっしゃっていましたよね」
「ええ、そうよ。好きな本で勉強すれば、好きなものの力できっと覚えられそうな気もするし、苦手意識も減ると思うのよ」
前世のときも外国語を覚えたいのであれば、その国の恋人を作るのが手っ取り早いなんて言われていた。それは単純に一緒にいる時間が長いから、気兼ねなく教えてもらえるから、とも言われているけれど、やはり相手が好きだという気持ちもあるのではないか、と思う。
つまり、何事も原動力は『好き』になるということ。
「私がプーランジェで、友人たちに月雲シリーズについて教えた資料があるのですが」
と、アイリーンは言い出してみた。この告白には、私、実は同人誌作ってるのと、友達に言うのと同じレベルの勇気がいた。