【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
ドキっとした。自分から言い出したことではあるけれど、同人活動を行っていない友達に自分が作った同人誌を見てもらうような感覚に近い。でも、彼女は作品が好きな仲間だ。だから、大丈夫、と自分に言い聞かせる。
「あ、はい。これ、ノートに書いていたものなんですけど。プーランジェにいたときに、同じ文芸部員にこの月雲シリーズを広めたくて、書いてみました。なので、プーランジェの言葉で書いてあるのですが」
そっと、一冊のノートを差し出す。ノエルはそれを手に取り、ゆっくりとページをめくる。部屋にはそのページをめくる音だけが響く。
アイリーンは両手を膝の上で揃えて、緊張した面持ちでノエルを見つめる。ノエルの視線はノートの上を行ったり来たり。
この緊張感はあのときに似ている。そうだ。プーランジェで初めて二次創作した文章をカーナに読んでもらっていたとき。受け入れてくれるか、それが不安だったのだ。
「リーン」
黙っていたノエルが口を開いた。
「私、プーランジェの言葉はよくわからないのだけれど。これがロイドとティムということだけはよくわかるわ。私の脳内にいた彼らがここにいるの」
「あ、はい。これ、ノートに書いていたものなんですけど。プーランジェにいたときに、同じ文芸部員にこの月雲シリーズを広めたくて、書いてみました。なので、プーランジェの言葉で書いてあるのですが」
そっと、一冊のノートを差し出す。ノエルはそれを手に取り、ゆっくりとページをめくる。部屋にはそのページをめくる音だけが響く。
アイリーンは両手を膝の上で揃えて、緊張した面持ちでノエルを見つめる。ノエルの視線はノートの上を行ったり来たり。
この緊張感はあのときに似ている。そうだ。プーランジェで初めて二次創作した文章をカーナに読んでもらっていたとき。受け入れてくれるか、それが不安だったのだ。
「リーン」
黙っていたノエルが口を開いた。
「私、プーランジェの言葉はよくわからないのだけれど。これがロイドとティムということだけはよくわかるわ。私の脳内にいた彼らがここにいるの」