冷徹ドクターは懐妊令嬢に最愛を貫く
それから、一週間後。真琴と蝶子は吉永沙良のオフィスを探して、新宿の街をさまよっていた。
「地図によるとこの辺りなんだけど、似たようなビルが多くて……あ、あった!」
真琴は新しくて綺麗なマンションの前で足を止めた。蝶子も真琴のスマホをのぞき込みながら言う。
「うん、スカイレジデンス新宿。間違いないね」
そこはいわゆるタワーマンションだった。きっとマンションの一室をオフィスとして利用しているのだろう。約束の五分前、タイミングはベストだ。インターホンに部屋番号を入力すると、すぐに応答があったが相手は無言だった。
「初めまして。羽柴教授の紹介で来た観月と―――」
蝶子の言葉を最後まで聞かずにインターホンが切れ、オートロックが開錠される。
「せっかちな人だね」
「うん」
ふたりは自動ドアのなかに進む。
「地図によるとこの辺りなんだけど、似たようなビルが多くて……あ、あった!」
真琴は新しくて綺麗なマンションの前で足を止めた。蝶子も真琴のスマホをのぞき込みながら言う。
「うん、スカイレジデンス新宿。間違いないね」
そこはいわゆるタワーマンションだった。きっとマンションの一室をオフィスとして利用しているのだろう。約束の五分前、タイミングはベストだ。インターホンに部屋番号を入力すると、すぐに応答があったが相手は無言だった。
「初めまして。羽柴教授の紹介で来た観月と―――」
蝶子の言葉を最後まで聞かずにインターホンが切れ、オートロックが開錠される。
「せっかちな人だね」
「うん」
ふたりは自動ドアのなかに進む。