冷徹ドクターは懐妊令嬢に最愛を貫く
「えへへ」
「なんだ?」
晴臣の声は柔らかく、優しい。いつまでも聞いていたいと思える。
「すごく幸せだなって思って」
はにかむ蝶子の頬にちゅっと軽い音を立てて彼はキスを落とす。
「俺もだ。婚約者が君でよかった、蝶子に出会えた人生を神に感謝する」
ゆっくりと晴臣の顔が近づき、唇が重なる。獣のように強く激しいキスも好きだけれど、こういう気持ちを確かめ合うような穏やかなキスも蝶子はとても好きだ。
「翻訳の仕事は大丈夫なのか。無理はするなよ」
「あ、はい! 吉永先生は休んでもいいと言ってくれているんですが……」
沙良にも当然、妊娠の報告はした。彼は『身体を第一に』と言ってくれたが、つい先日『途中で投げ出したりしない』とかっこつけてしまった手前、休ませてほしいとは言いづらい。
それに、仕事はどんどんおもしくなってきているところだった。少しずつ、沙良の求めるものがわかってきて期待に応えられているという自信もついてきた。
「運動不足もよくないとお医者さまにも言われましたし、できる範囲で続けたいなと思っているのですがダメでしょうか?」
「なんだ?」
晴臣の声は柔らかく、優しい。いつまでも聞いていたいと思える。
「すごく幸せだなって思って」
はにかむ蝶子の頬にちゅっと軽い音を立てて彼はキスを落とす。
「俺もだ。婚約者が君でよかった、蝶子に出会えた人生を神に感謝する」
ゆっくりと晴臣の顔が近づき、唇が重なる。獣のように強く激しいキスも好きだけれど、こういう気持ちを確かめ合うような穏やかなキスも蝶子はとても好きだ。
「翻訳の仕事は大丈夫なのか。無理はするなよ」
「あ、はい! 吉永先生は休んでもいいと言ってくれているんですが……」
沙良にも当然、妊娠の報告はした。彼は『身体を第一に』と言ってくれたが、つい先日『途中で投げ出したりしない』とかっこつけてしまった手前、休ませてほしいとは言いづらい。
それに、仕事はどんどんおもしくなってきているところだった。少しずつ、沙良の求めるものがわかってきて期待に応えられているという自信もついてきた。
「運動不足もよくないとお医者さまにも言われましたし、できる範囲で続けたいなと思っているのですがダメでしょうか?」