無口な彼の妬かせ方





一瞬だけど触れたそれ。




目を開ければ目の前で微笑む翔。




「顔、真っ赤」



「……うるさい」




すると翔は心底嬉しそうな笑みを浮かべて




「そろそろ慣れてよ」




再度、私の唇を塞いだ。




慣れる日なんて、くるのだろうか。




付き合って結構経つ今でも




翔の甘いテクニックに溺れて溶けそうになる。




「恥ずかしがる藍も、可愛いけどね」



「っ!」




その言葉に、




私の顔はもっと真っ赤になってるはず。




「もうキスしない!」



「いいよ、それで。藍がいいなら」



「うっ…」




楽しそうにクスクス笑う翔。




「冗談だよ、冗談。
ほら、目閉じろよ」



「っ…………」





そしてまた




その甘い甘いテクニックによって




私は翔に溺れていく。








嫉妬してほしい。




そんな小さな夢は




意外と簡単に叶っていたみたいです。






-end-

< 304 / 304 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:1,438

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

『request』短編集

総文字数/93,063

恋愛(純愛)225ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
長編作品『request』の続編。 『request』に登場した人達による 短編オムニバスストーリーになります* 新たなストーリーを また楽しんでいただけたら 幸いです(*^^*) ──────────── ⚠︎本作品は 長編作品『request』の 続編です。 ────────────
幼馴染と、キス。

総文字数/28,487

恋愛(純愛)107ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「千紗も俺も、周りの男も。もう大人なんだよ」 幼馴染なのに どこか普通じゃない関係。
【続】酔いしれる情緒

総文字数/141,300

恋愛(その他)246ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「凛のこんな姿、見ていいのは俺だけ」 彼の独占欲と 色素の薄いその目には 身も心も『酔わせる』作用があると思う。 酔いしれる情緒 あなたのそばにいられるのなら 他に求めるものは何もない。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop