ときめき、デイドリーム





「うわあああ、真生ほんっと似合う!かわいい!カジュアルなのも、フェミニンなのも、スポーティ……は、ちょっとイメージ違いだけど、どれもかわいい!」

「……あの、凛琉。さっきから私ばっか着て、凛琉は着てないのが気になるんだけど、」

「いいのわたしは!真生に、似合ういいねかわいいって言いながらわたしが見立てたいろんな服を着てもらうのが夢だったんだから!」

「……えと、叶ったようでなにより?」




最寄りの駅から三駅ほど先にある、ショッピングモールにやってきた。


早速わたしは、真生に着せ替え人形のごとく、あれもこれもと試着してもらっていた。


とりあえず、かわいい。この一言につきる。



ワンピースももちろん似合うし、スタイルがいいから、わたしじゃ履けないタイトスカートもどんぴしゃで似合う。


すごい、なにこれ。

いままでにないくらい、めっっっっちゃくちゃたのしい!


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