君のとなりで恋をします。【番外編】
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楽しかったパーティーは、葵斗が酔いつぶれて幕を閉じた。
小鳥遊家を出て、帰路の途中で柊吾と別れると、街灯の少ない田舎道を2人並んで歩く。
私の右手としっかり繋がれた彼の左手は、いつもより少しだけ熱かった。
「楽しかったね!
みんな相変わらずで安心しちゃった。」
「葵斗はあれで2児の父親だもんな。」
「ははっ。桜河の先輩パパさんだね。」
「やめろ。俺はあんなのにはならねぇ。」
桜河、今日はそこまでお酒は飲んでなかったはずだけど…
顔色はいつもと変わらないが、声は少し掠れて口調もいつもより緩い。
久々のお酒だったからから、酔いが回りやすかったのかな?