君のとなりで恋をします。【番外編】
再び近づくその距離に、心臓がドキッと飛び跳ねた。
彼の体温を感じるほどの距離で、上からじっと見つめられる。
「ちょっとくっつきたいんだけど…だめ?」
ずるい…。
熱を含んだ瞳で…甘えた口調でそんなお願いをされてしまったら、頷くことしかできないでしょ。
小さく頷いたのを合図に、彼の長い腕が私の背中に回った。
まるで大切なものを包み込むように、そっと私を抱き締める。
私もそんな彼に応えるように、その厚い胸に身体を預けた。
ドクン…ドクン…と一定のリズムを刻む鼓動と、布越しに感じる彼の体温。
匂いも息遣いも、彼の全てが私を安心させる材料になる。