君のとなりで恋をします。【番外編】
でも、いざこうして真っ直ぐな言葉で伝えられてしまったら、想像以上に感動してしまって…
気づいたら私の目からは涙がボロボロとこぼれ落ちていた。
「ふっ…泣き顔ブッサイク。」
「うっさい!
あんたが泣かすようなこと言うから…」
「はいはい。」
憎まれ口を叩きながらも、私の涙を指で拭うその表情はとても優しい。
ほら。言葉なんてなくても、その瞳から伝わってくるんだよ。
私のことが愛おしくて堪らないって…。
「香純、これからもずっととなりにいるから。」
私の涙腺にさらに追い打ちをかけようとする桜河に、私は泣き笑いで抵抗してみせた。
「ありがとう。
…たまにはお酒、飲ませてみるもんだね。」
「うっせ。本心だわ。」
私の手を掴み再び歩き出した彼の横顔は、ほんのり赤かった。
それがアルコールによるものなのか、照れていたのかはよくわからないけど…
うちの旦那が今日も尊いということには変わりない。