君は。
「そかそか。で、君が欲しいのはどっち?」
「かっかかぎ」まだ脳内に酸素が十分に行き渡っていないせいか上手く呂律が回らない。

「じゃあ、はい。どっちもプレゼント」
「そっそんな。水は申し訳ないよ」
「いいの、いいの。渡そうと思ってた人が急用出来ちゃったみたいで…だから、はい!」
「じゃっじゃあお言葉に甘えて」

俺は皆井さんの手から冷たい水を受け取った。
それは周りの暑さで少しだけ結露していて俺の手にも何滴か滴り落ちてきた。
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