君は。
そう言って2人肩を並べ歩き出す。

俺達の教室は4階の1番奥、1番遠いクラスだ。

だが、奥にはもう一つ階段がある為皆はそっちを使う。

でも正直に言う。とてつもなくしんどい。

なんてったって4階だから。

太陽は小学校時代からサッカーをしていた為
体力はあるのか、しんどい素振りも見せずに階段を上り下りしている。

職員室は2階。
校舎のど真ん中に位置する。

職員室前は高級そうなソファから質素なベンチまで様々な休み処がある。

俺達はその質素なベンチに座り直の帰りを待つ。

10分くらい経った頃、直が最大限に顔を歪ませながら此方へやってきた。

「お!直、終わったのか」と太陽が手を挙げながら聞く。
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