HONEY BUNNY P!NK♡⦅前編⦆
エラー、エラー、処理落ち寸前。

午後の授業とバイトまでの間を繋ぐエネルギーを作り出す為に、弁当箱の中身を無心で胃袋へと送り込んでいた俺を置き去りに。


「亜未夏さんにお願いがあるんですけど」


七生は動く。真っ直ぐに。


「百瀬くんがあんな風に言ってくれるなんてヤバすぎ!買い出しも七生が付き合ってくれるなら万々歳だし、ほんっとめぐるのおかげだね。マジでありがと~!めぐるに頼んで良かった」
「…………お礼を言うのは私の方だよ」


めぐるも動く。不器用に。


「さぁて、どうしたもんかな」


悩んで、悩まされて。亜未夏さんまでもが動いていた。

エラー、エラー、処理落ち寸前。リセット不可。もう、戻れない。
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