キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です
「えっ! 風間彼女いたのか?」
「まあな」
「くう~、やっぱいるんだ。なんかムカつくわ」
悔しがる安岡に冷めた目を向ける。
陸翔も顔を引きつかさせて言うなと言ってるだろと文句を言われた。
ふん、茉緒の名を出したわけでもないし、彼女がいることを言うなとは言われてないからな。文句を言われたってそこは無視を決め込む。
「彼女、いたんですか」
横から落胆の声が聞こえた。
横をちらりと見れば有川がしょんぼりとした顔で俯いている。
お、これはやっと諦めてくれるか?
今まで彼女がいるなんてわざわざ話す機会もなかったから、ちょうどよかった。
ちょっと期待しつつ、根掘り葉掘り聞いてくる安岡に得意げに話した。
「どんな子だ? 歳は? やっぱモデル並みにすごい美人なんだろ?」
「いや、美人というよりかわいい部類だな、三つ年下で最初は妹みたいだと思ってたんだがいつの間にか……」
陸翔をちらりと見ながら答えると陸翔もじろり睨み返してきた。
俺の本気度を測るような目だ。
「結婚も考えてる。近いうちお前らに報告することになるかもな」
「「おお~~~!」」
俺の爆弾発言にみんながどよめく。案の定有川は蒼白な顔をしていた。
陸翔は忌々し気にチッと舌打ちした。
「智成、お前、自分の発言の影響力わかってるのか?」
「わかってるさ、俺は有言実行の男なんだ。お前の反対なんかに負けない」
皆俺がKグループの御曹司と知っている。
この噂は飛ぶように広まるだろう。
「外堀から埋めるつもりか? 茉緒の気持ちはどうした? 置き去りの問題は?」
詰め寄る陸翔に俺は余裕でにやりと笑った。
茉緒の気持ちを考えてないわけではない。むしろ俺は確信を持って宣言したんだ。
俺は絶対茉緒の将来ごと手に入れる。
「まあな」
「くう~、やっぱいるんだ。なんかムカつくわ」
悔しがる安岡に冷めた目を向ける。
陸翔も顔を引きつかさせて言うなと言ってるだろと文句を言われた。
ふん、茉緒の名を出したわけでもないし、彼女がいることを言うなとは言われてないからな。文句を言われたってそこは無視を決め込む。
「彼女、いたんですか」
横から落胆の声が聞こえた。
横をちらりと見れば有川がしょんぼりとした顔で俯いている。
お、これはやっと諦めてくれるか?
今まで彼女がいるなんてわざわざ話す機会もなかったから、ちょうどよかった。
ちょっと期待しつつ、根掘り葉掘り聞いてくる安岡に得意げに話した。
「どんな子だ? 歳は? やっぱモデル並みにすごい美人なんだろ?」
「いや、美人というよりかわいい部類だな、三つ年下で最初は妹みたいだと思ってたんだがいつの間にか……」
陸翔をちらりと見ながら答えると陸翔もじろり睨み返してきた。
俺の本気度を測るような目だ。
「結婚も考えてる。近いうちお前らに報告することになるかもな」
「「おお~~~!」」
俺の爆弾発言にみんながどよめく。案の定有川は蒼白な顔をしていた。
陸翔は忌々し気にチッと舌打ちした。
「智成、お前、自分の発言の影響力わかってるのか?」
「わかってるさ、俺は有言実行の男なんだ。お前の反対なんかに負けない」
皆俺がKグループの御曹司と知っている。
この噂は飛ぶように広まるだろう。
「外堀から埋めるつもりか? 茉緒の気持ちはどうした? 置き去りの問題は?」
詰め寄る陸翔に俺は余裕でにやりと笑った。
茉緒の気持ちを考えてないわけではない。むしろ俺は確信を持って宣言したんだ。
俺は絶対茉緒の将来ごと手に入れる。