キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です
もうっ! と我慢ならなくてぶんぶんと腕を振ってふたりの手を解いて叫んだ。
「私っ! 一応これでも働いてるから!(バイトだけど)ドレスは自分で買うから!」
「「それは駄目だ」」
お兄ちゃんと智成がハモッた。
「なんで変なとこで張り合うくせにそこは同意見なの!?」
なんで自分でドレス買っちゃいけないのよ。
思いっきり不機嫌に顔を顰めてるとお兄ちゃんは悪い悪いとご機嫌取りを始めた。
智成は心なしか真剣な声で私に言った。
「とにかく、茉緒」
「なに」
「パーティで会わせたい人がいる。そのためにも俺が贈ったドレスを着てほしい」
「会ってほしい人?」
「智成お前」
お兄ちゃんはまさかという顔で智成を凝視している。
誰に会わせるというのだろう? 聞くのがちょっと怖い。
「だから、今回は譲ってくれ陸翔」
「……わかったよ。茉緒、智成に高っかいゴージャスなドレスでも買ってもらえ」
「な、なにそれ、なんか怖いんですけど?」
ふたりだけで何かが通じ合ったように目配せしていて余計に怖い。
ただでさえパーティなんて行ったことなくて緊張するのに誰に会わせられるのかと思うと行くのやめようかなと思ってしまった。
「私っ! 一応これでも働いてるから!(バイトだけど)ドレスは自分で買うから!」
「「それは駄目だ」」
お兄ちゃんと智成がハモッた。
「なんで変なとこで張り合うくせにそこは同意見なの!?」
なんで自分でドレス買っちゃいけないのよ。
思いっきり不機嫌に顔を顰めてるとお兄ちゃんは悪い悪いとご機嫌取りを始めた。
智成は心なしか真剣な声で私に言った。
「とにかく、茉緒」
「なに」
「パーティで会わせたい人がいる。そのためにも俺が贈ったドレスを着てほしい」
「会ってほしい人?」
「智成お前」
お兄ちゃんはまさかという顔で智成を凝視している。
誰に会わせるというのだろう? 聞くのがちょっと怖い。
「だから、今回は譲ってくれ陸翔」
「……わかったよ。茉緒、智成に高っかいゴージャスなドレスでも買ってもらえ」
「な、なにそれ、なんか怖いんですけど?」
ふたりだけで何かが通じ合ったように目配せしていて余計に怖い。
ただでさえパーティなんて行ったことなくて緊張するのに誰に会わせられるのかと思うと行くのやめようかなと思ってしまった。