キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です
行くのやめようかな、という意見はバッサリ却下されすぐにパーティ当日になった。
前日のうちに智成からドレス一式を贈られそれを着てお兄ちゃんと会場へ向かう。
ドレスは上質な光沢のある生地でノースリーブのタートルネックでロング丈のフレアスカートがふわっと揺れてとっても上品なドレスだった。
色はワインレッドで少し派手じゃない? と思ったけどパンプスとバッグが黒でパールのロングネックレスが落ち着いた雰囲気を出していた。
さすが智成センスいい。
ドレスに負けないようアップにした髪にいつもより濃いめのメイクで童顔な私でも大人っぽく見せたつもりだ。
お兄ちゃんも親指を立ていいじゃんとお墨付きをもらった。
お兄ちゃんもいつもより華やかなネクタイでスーツ姿がびしっと決まっていて妹の欲目ながらかっこいい。
智成もきっといつもに増してかっこいいんだろうなと期待しながら会場であるホテルに足を踏み入れた。
会場となるここダイアモンドホテルは誰もが憧れるラグジュアリーホテルでそんなホテルのパーティーに出られるとあってウキウキしてたけど、予想以上に豪華で目を丸くした。
「ふわわあああ~」
思わず変な声が出てしまったほど、パーティ会場は広くて華やかで上を見れば大きなシャンデリアがいくつもぶら下がっていて圧倒される。
それにすでに集まっている人々の煌びやかなこと。
私のドレスなど全然地味のうちに入るほど、金や銀や紫、ピンクなどなど、素敵なドレスを纏った女性がたくさんいた。アメリカ大使館の主催だからか着物姿の人たちも多い。
ちらほら見たことのある顔は芸能人だろうか? ほんとにいるんだと思ってついついきょろきょろとしてしまったけど、ゆうに三百人はいそうな人の波にもう早酔いそうだ。
「大丈夫か茉緒」
「う、うん」
お兄ちゃんは慣れてるのか平気な顔して知り合いと会っては話をしている。
ときに外国人とも話して英語でペラペラしゃべっていて感心してしまう。
お兄ちゃん、昔から英語得意だったもんね。
私は全然でほぼなに言ってるのかわかんないけど。
話しかけられると汗がたらりと流れ愛想笑いで誤魔化す。
そこを『こいつ妹の茉緒です』とでも言うように軽く私を紹介しフォローしてくれた。
前日のうちに智成からドレス一式を贈られそれを着てお兄ちゃんと会場へ向かう。
ドレスは上質な光沢のある生地でノースリーブのタートルネックでロング丈のフレアスカートがふわっと揺れてとっても上品なドレスだった。
色はワインレッドで少し派手じゃない? と思ったけどパンプスとバッグが黒でパールのロングネックレスが落ち着いた雰囲気を出していた。
さすが智成センスいい。
ドレスに負けないようアップにした髪にいつもより濃いめのメイクで童顔な私でも大人っぽく見せたつもりだ。
お兄ちゃんも親指を立ていいじゃんとお墨付きをもらった。
お兄ちゃんもいつもより華やかなネクタイでスーツ姿がびしっと決まっていて妹の欲目ながらかっこいい。
智成もきっといつもに増してかっこいいんだろうなと期待しながら会場であるホテルに足を踏み入れた。
会場となるここダイアモンドホテルは誰もが憧れるラグジュアリーホテルでそんなホテルのパーティーに出られるとあってウキウキしてたけど、予想以上に豪華で目を丸くした。
「ふわわあああ~」
思わず変な声が出てしまったほど、パーティ会場は広くて華やかで上を見れば大きなシャンデリアがいくつもぶら下がっていて圧倒される。
それにすでに集まっている人々の煌びやかなこと。
私のドレスなど全然地味のうちに入るほど、金や銀や紫、ピンクなどなど、素敵なドレスを纏った女性がたくさんいた。アメリカ大使館の主催だからか着物姿の人たちも多い。
ちらほら見たことのある顔は芸能人だろうか? ほんとにいるんだと思ってついついきょろきょろとしてしまったけど、ゆうに三百人はいそうな人の波にもう早酔いそうだ。
「大丈夫か茉緒」
「う、うん」
お兄ちゃんは慣れてるのか平気な顔して知り合いと会っては話をしている。
ときに外国人とも話して英語でペラペラしゃべっていて感心してしまう。
お兄ちゃん、昔から英語得意だったもんね。
私は全然でほぼなに言ってるのかわかんないけど。
話しかけられると汗がたらりと流れ愛想笑いで誤魔化す。
そこを『こいつ妹の茉緒です』とでも言うように軽く私を紹介しフォローしてくれた。