キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です
顔面蒼白になっていると智成に静かに否定された。
「違う、その総理大臣と話してるのが俺の両親」
ちなみに総理の隣はアメリカ大使だとさらっと言ってのけるから私は開いた口が塞がらない。
総理大臣と談笑している背の高い壮年の男性。その横には上品そうな着物の女性が寄り添っている。
壮年の男性は少し白髪が混じった渋いおじさまで目元が智成に似ている気がする。
しかし、総理大臣とアメリカ大使と親しそうに話しているご両親に今から挨拶するの? 信じられない。
「そ、総理大臣と知り合いなんて、智成のご両親って何者?」
怯えている私の背を押して智成が進み出るとご両親がこちらに気づいた。
総理大臣夫妻と大使夫妻は話し終えたのか共に軽く会釈して去っていく。
「智成? 有川のご令嬢はどうした」
私たちに気づいたお父さんは開口一番にそう言うと、智成に似た眉を顰めた。
智成の隣に知らない私がいるのを不審がってるようだ。
有川さんってさっき智成と一緒にいた部下の人よね?
「彼女なら、有川社長と行動していると思いますが」
珍しく、堅い声色で智成が答えるとお父さんは渋い顔をする。
隣にいたお母さんは気遣わし気にお父さんの腕に触れ心配そうに私たちを見た。
「父さん、母さん、紹介する。今真剣に交際している八坂茉緒さん。隣は茉緒の兄の陸翔、俺の親友でエカトルの海外事業部にいる」
「まあ、智成お付き合いしている人いたの?」
着物姿がよく似合うお母さんはパッと華やいだ笑顔を私に向け私は慌てて会釈する。
お父さんに比べて私を寛容に受け入れてるムードなのにちょっとほっとする。
お父さんは私とお兄ちゃんの顔をゆっくりと見て智成に鋭い視線を送る。
「お前が私の勧める見合いを断った理由はそれか」
「違う、その総理大臣と話してるのが俺の両親」
ちなみに総理の隣はアメリカ大使だとさらっと言ってのけるから私は開いた口が塞がらない。
総理大臣と談笑している背の高い壮年の男性。その横には上品そうな着物の女性が寄り添っている。
壮年の男性は少し白髪が混じった渋いおじさまで目元が智成に似ている気がする。
しかし、総理大臣とアメリカ大使と親しそうに話しているご両親に今から挨拶するの? 信じられない。
「そ、総理大臣と知り合いなんて、智成のご両親って何者?」
怯えている私の背を押して智成が進み出るとご両親がこちらに気づいた。
総理大臣夫妻と大使夫妻は話し終えたのか共に軽く会釈して去っていく。
「智成? 有川のご令嬢はどうした」
私たちに気づいたお父さんは開口一番にそう言うと、智成に似た眉を顰めた。
智成の隣に知らない私がいるのを不審がってるようだ。
有川さんってさっき智成と一緒にいた部下の人よね?
「彼女なら、有川社長と行動していると思いますが」
珍しく、堅い声色で智成が答えるとお父さんは渋い顔をする。
隣にいたお母さんは気遣わし気にお父さんの腕に触れ心配そうに私たちを見た。
「父さん、母さん、紹介する。今真剣に交際している八坂茉緒さん。隣は茉緒の兄の陸翔、俺の親友でエカトルの海外事業部にいる」
「まあ、智成お付き合いしている人いたの?」
着物姿がよく似合うお母さんはパッと華やいだ笑顔を私に向け私は慌てて会釈する。
お父さんに比べて私を寛容に受け入れてるムードなのにちょっとほっとする。
お父さんは私とお兄ちゃんの顔をゆっくりと見て智成に鋭い視線を送る。
「お前が私の勧める見合いを断った理由はそれか」