キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です
お父さんに嫌われてるというのは信じがたいけど、と寛子さんは頬に手を当て同情してくれる。
私は情けないほど乾いた笑いしか出なかった。
「ははっ、智成には私なんかより有川さんの方が相応しいんですよ。私は智成を想う気持ちまでわからなくなってるし、きっと今頃、智成も同じことを思ってるかもしれません」
「茉緒ちゃん、それは違うと思うよ」
寛子さんが怒ったようにぴしゃりと言って私は俯き気味だった顔を上げた。
「茉緒ちゃんを迎えに来た時の風間さんは茉緒ちゃんのこと大好きだってひと目見てわかったよ。傍にいた時田さんを牽制して独占欲まで発揮してたでしょ?」
「へ? けんせい? どくせんよく……」
「あ、わかってないな茉緒ちゃん」
なんのことを言ってるのかわからなくて首を傾げると寛子さんはガックリと項垂れた。
「茉緒ちゃんは自分の魅力に気づいてないのね。茉緒ちゃんがバイトしてくれるようになってから茉緒ちゃん目当ての常連さんが増えてるのよ、気づかなかった?」
「えっ、と~、それはないかと。普通に喫茶マリンが好きで来てるんじゃないですかね?」
常連さんが多いのはマスターの淹れるコーヒーやおいしい料理やスイーツのおかげだと思うのですが?
私目当てだなんていったい誰がいるのだと今度は反対側に首を捻る。
「茉緒ちゃんはこんなにかわいいのに自覚がないのね。風間さんも気が気じゃないでしょうに。ねえ茉緒ちゃん、もっと自信持っていいよ。どっかのお嬢さまなんかに負けないくらい茉緒ちゃんは素敵な女性なんだから!」
「で、でも……」
じれったそうに力説されても実感ないから素直に頷けない。
そんな私に呆れたのか寛子さんはひとつため息をつくとなにかを企むようにニヤリと笑った。
「茉緒ちゃんの不安は私がいっぺんに吹き飛ばしてあげるわ、簡単なことよ?」
「え? なにするんですか?」
寛子さんはどこか楽しそうで私はなぜか額に汗が流れた。
私は情けないほど乾いた笑いしか出なかった。
「ははっ、智成には私なんかより有川さんの方が相応しいんですよ。私は智成を想う気持ちまでわからなくなってるし、きっと今頃、智成も同じことを思ってるかもしれません」
「茉緒ちゃん、それは違うと思うよ」
寛子さんが怒ったようにぴしゃりと言って私は俯き気味だった顔を上げた。
「茉緒ちゃんを迎えに来た時の風間さんは茉緒ちゃんのこと大好きだってひと目見てわかったよ。傍にいた時田さんを牽制して独占欲まで発揮してたでしょ?」
「へ? けんせい? どくせんよく……」
「あ、わかってないな茉緒ちゃん」
なんのことを言ってるのかわからなくて首を傾げると寛子さんはガックリと項垂れた。
「茉緒ちゃんは自分の魅力に気づいてないのね。茉緒ちゃんがバイトしてくれるようになってから茉緒ちゃん目当ての常連さんが増えてるのよ、気づかなかった?」
「えっ、と~、それはないかと。普通に喫茶マリンが好きで来てるんじゃないですかね?」
常連さんが多いのはマスターの淹れるコーヒーやおいしい料理やスイーツのおかげだと思うのですが?
私目当てだなんていったい誰がいるのだと今度は反対側に首を捻る。
「茉緒ちゃんはこんなにかわいいのに自覚がないのね。風間さんも気が気じゃないでしょうに。ねえ茉緒ちゃん、もっと自信持っていいよ。どっかのお嬢さまなんかに負けないくらい茉緒ちゃんは素敵な女性なんだから!」
「で、でも……」
じれったそうに力説されても実感ないから素直に頷けない。
そんな私に呆れたのか寛子さんはひとつため息をつくとなにかを企むようにニヤリと笑った。
「茉緒ちゃんの不安は私がいっぺんに吹き飛ばしてあげるわ、簡単なことよ?」
「え? なにするんですか?」
寛子さんはどこか楽しそうで私はなぜか額に汗が流れた。