キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です
離れれば欲情を湛えた瞳で私を見つめる智成についドキッと胸が高鳴る。
また迫りくる唇にはっとして両手で押さえると智成は思いっきり不満顔。
「なぜ止める。まだ足りない」
「だめ、今日は話があって来たの。時間は限られてるんだからいったん離れて」
「時間?」
その言葉にはっとした智成が時計を見た。
時刻は午後九時五十分。
門限まであと十分を切っていた。今から帰っても十時は優に過ぎてしまう。
「もう、こんな時間か」
落胆した智成は力なく私を抱き締めていた手を降ろした。
「茉緒が来てくれるって知ってたらもう少し早く帰って来たのに」と悔しそうに自分の髪をくしゃっとしながらの呟きに、本当に逢いたいと思ってくれてるんだと思うとまたきゅんっと胸がときめく。
「あ、あのね。今日は大丈夫なの」
「え?」
「実は寛子さんのおかげで明日まで時間をもらえることになったの」
え? どういうこと? と首を傾げる智成に私は詳しく説明する。
寛子さんの作戦とは、地方の友人の結婚式に夫婦で出席する予定で、その間拓海くんの面倒を見てくれる人がいないので私に一緒に付いてきて結婚式の間子守りをしてほしいという設定だった。
拓海くんを私のうちで預かってもいいけど母乳で育てている寛子さんはあまり拓海くんと離れたくないし、寛子さんの代わりに子守りをすることも多々ある私なら預けて安心だからとお兄ちゃんに寛子さんから話をしてくれて一泊するのを許可してもらったのだ。
実際は、夫婦で結婚式に出席するのは本当で今日明日と喫茶マリンは休業中。でも向こうに行ったら預ける先はあるようで私が付いて行く必要はない。だからその間智成の家に行きお泊りもできるということだった。
「じゃあ……」
パッと明るい顔をした智成がまた私を抱き締めキスしようと近づいてくる。
それを私はまた口元を両手で押さえ阻止した。
「もうだめ、話がしたいの私は!」
智成がムッと顔を顰めたのは言うまでもない。
また迫りくる唇にはっとして両手で押さえると智成は思いっきり不満顔。
「なぜ止める。まだ足りない」
「だめ、今日は話があって来たの。時間は限られてるんだからいったん離れて」
「時間?」
その言葉にはっとした智成が時計を見た。
時刻は午後九時五十分。
門限まであと十分を切っていた。今から帰っても十時は優に過ぎてしまう。
「もう、こんな時間か」
落胆した智成は力なく私を抱き締めていた手を降ろした。
「茉緒が来てくれるって知ってたらもう少し早く帰って来たのに」と悔しそうに自分の髪をくしゃっとしながらの呟きに、本当に逢いたいと思ってくれてるんだと思うとまたきゅんっと胸がときめく。
「あ、あのね。今日は大丈夫なの」
「え?」
「実は寛子さんのおかげで明日まで時間をもらえることになったの」
え? どういうこと? と首を傾げる智成に私は詳しく説明する。
寛子さんの作戦とは、地方の友人の結婚式に夫婦で出席する予定で、その間拓海くんの面倒を見てくれる人がいないので私に一緒に付いてきて結婚式の間子守りをしてほしいという設定だった。
拓海くんを私のうちで預かってもいいけど母乳で育てている寛子さんはあまり拓海くんと離れたくないし、寛子さんの代わりに子守りをすることも多々ある私なら預けて安心だからとお兄ちゃんに寛子さんから話をしてくれて一泊するのを許可してもらったのだ。
実際は、夫婦で結婚式に出席するのは本当で今日明日と喫茶マリンは休業中。でも向こうに行ったら預ける先はあるようで私が付いて行く必要はない。だからその間智成の家に行きお泊りもできるということだった。
「じゃあ……」
パッと明るい顔をした智成がまた私を抱き締めキスしようと近づいてくる。
それを私はまた口元を両手で押さえ阻止した。
「もうだめ、話がしたいの私は!」
智成がムッと顔を顰めたのは言うまでもない。