キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です
「次はポテサラ」
「はい……ねえ、食べづらくない?」
「ん? 全然。次はそのごぼう巻き」
「はいはい」
智成は私の差し出した甘辛の牛肉のごぼう巻きをぱくりと食べ上機嫌で咀嚼する。
お察しの通り、私は智成の言われるがまま手料理を食べさせている。
しかも智成の膝の上で横抱きにされながら、にこにこしている智成にあーんと食べさせてまるで餌付けしてるみたい。
こんなこと誰もいない密室だからできるけど恥ずかしすぎていたたまれない。
「ねえ、脚痛くない?」
「全然。ほら、茉緒も食べろよ。ごぼう巻きうまいよ?」
「食べるけども、食べづらいんですが?」
智成のために一生懸命作った料理をおいしいと言ってくれるのはうれしいけど、ちょっとでも降りようとすると逃さないとばかりにぐっと腕に力が入り身動きすらできない。
「だめ、離れたくない。大人しく座ってろ」
智成は暫くぶりに逢うとどうしてか私を離さなくなる。今日は輪をかけて子供みたいに駄々をこね甘えてきて、命令口調なのに寂しそうな智成にどうしたものかと眉尻が下がる。
私と同じように智成も私に逢えなくて寂しかったんだなと思うとかわいくも思えるけど、それだけじゃない気がしてなんか嫌な予感がする。
「ねえ、なにかあった?」
「ん? なにが?」
「例えば、お父さんに私と別れて有川さんと結婚しろと言われてるとか?」
じっと智成の瞳を見つめながら言うとすっと逸らされツキンと胸が痛む。
「やっぱりそうなんだ」
「違う! そんなことは言われてない!」
項垂れぼそりと呟くと智成は血相変えて否定してくれるけどなんだか無理してるみたい。
「無理しなくてもいいんだよ? 本当のこと言って。今日はそういうことも含めて話を聞きたくて来てるの」
「茉緒……」
「はい……ねえ、食べづらくない?」
「ん? 全然。次はそのごぼう巻き」
「はいはい」
智成は私の差し出した甘辛の牛肉のごぼう巻きをぱくりと食べ上機嫌で咀嚼する。
お察しの通り、私は智成の言われるがまま手料理を食べさせている。
しかも智成の膝の上で横抱きにされながら、にこにこしている智成にあーんと食べさせてまるで餌付けしてるみたい。
こんなこと誰もいない密室だからできるけど恥ずかしすぎていたたまれない。
「ねえ、脚痛くない?」
「全然。ほら、茉緒も食べろよ。ごぼう巻きうまいよ?」
「食べるけども、食べづらいんですが?」
智成のために一生懸命作った料理をおいしいと言ってくれるのはうれしいけど、ちょっとでも降りようとすると逃さないとばかりにぐっと腕に力が入り身動きすらできない。
「だめ、離れたくない。大人しく座ってろ」
智成は暫くぶりに逢うとどうしてか私を離さなくなる。今日は輪をかけて子供みたいに駄々をこね甘えてきて、命令口調なのに寂しそうな智成にどうしたものかと眉尻が下がる。
私と同じように智成も私に逢えなくて寂しかったんだなと思うとかわいくも思えるけど、それだけじゃない気がしてなんか嫌な予感がする。
「ねえ、なにかあった?」
「ん? なにが?」
「例えば、お父さんに私と別れて有川さんと結婚しろと言われてるとか?」
じっと智成の瞳を見つめながら言うとすっと逸らされツキンと胸が痛む。
「やっぱりそうなんだ」
「違う! そんなことは言われてない!」
項垂れぼそりと呟くと智成は血相変えて否定してくれるけどなんだか無理してるみたい。
「無理しなくてもいいんだよ? 本当のこと言って。今日はそういうことも含めて話を聞きたくて来てるの」
「茉緒……」