キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です
ご機嫌だったテンション駄々下がりで困った顔をする智成に申し訳ないとは思うけど、このままずるずる不安を引きずるのは私もつらいしはっきりさせたい。
私の肩に顔を埋めぎゅうっと痛いくらい抱きしめてきた智成はひとつ大きく息を吐くと顔を上げた。
「反対はされてない、だから安心していい」
「本当に? でも、いい顔してるわけじゃないんでしょ?」
眉根を寄せる智成に苦悩が垣間見えてなんだか悲しくなる。
やっぱりお嬢さまでもないしなんの役にも立たない私は智成には相応しくないと思われてるのかな。
「茉緒との交際を認めてもらうために条件を出された。だから最近忙しくてなかなか逢えなかったんだ」
「え?」
「ついでに足を引っ張ってるのは陸翔な。条件クリアのために陸翔に協力を求めたら断られた。陸翔も関わってることだから結局は手伝ってくれるんだが文句が凄い。あいつ、本気で俺たち別れさせようとしてるから腹が立つ」
俯き気味だった顔を上げて智成を見ると苦虫を噛み潰したように渋い顔をしていて驚いた。
私たちの交際を一番反対してるのはどうやらお兄ちゃんらしい。
確かに、考え直せと何度も言われているけど、それほどまでに反対されてたとは。
「お兄ちゃん、私たちのこと認めるって言ってくれたのに」
「渋々だったろう? 俺なんかが茉緒と付き合うのが気に喰わないんだろうな」
「え? なんで智成が俺なんかなんて言うの? それを言うなら私の方でしょ? 私なんかが智成と付き合うなんて釣り合わないんだから」
「陸翔にしたら大事な妹の彼氏が俺じゃ不満なんだよ。それより茉緒、釣り合わないってなんだよ。体重か? 背丈か?」
ふざけた言い方にちょっとムッとして私はまくし立てる。
(心の声は心の中に留めておくけど)
「なに馬鹿なこと言ってんのよ、すごい会社の御曹司でお金もちでしょ? その上優秀な秘書でモデル並みにカッコよくてレディファーストも完璧で(ちょっと意地悪だけど)めちゃくちゃ優しい完璧な智成と、ただの公務員の娘でお嬢様でもないし、美人でもないし仕事もただのバイトで誇れるものも何も持ってない私とでは釣り合わないって言ってるの」
私の肩に顔を埋めぎゅうっと痛いくらい抱きしめてきた智成はひとつ大きく息を吐くと顔を上げた。
「反対はされてない、だから安心していい」
「本当に? でも、いい顔してるわけじゃないんでしょ?」
眉根を寄せる智成に苦悩が垣間見えてなんだか悲しくなる。
やっぱりお嬢さまでもないしなんの役にも立たない私は智成には相応しくないと思われてるのかな。
「茉緒との交際を認めてもらうために条件を出された。だから最近忙しくてなかなか逢えなかったんだ」
「え?」
「ついでに足を引っ張ってるのは陸翔な。条件クリアのために陸翔に協力を求めたら断られた。陸翔も関わってることだから結局は手伝ってくれるんだが文句が凄い。あいつ、本気で俺たち別れさせようとしてるから腹が立つ」
俯き気味だった顔を上げて智成を見ると苦虫を噛み潰したように渋い顔をしていて驚いた。
私たちの交際を一番反対してるのはどうやらお兄ちゃんらしい。
確かに、考え直せと何度も言われているけど、それほどまでに反対されてたとは。
「お兄ちゃん、私たちのこと認めるって言ってくれたのに」
「渋々だったろう? 俺なんかが茉緒と付き合うのが気に喰わないんだろうな」
「え? なんで智成が俺なんかなんて言うの? それを言うなら私の方でしょ? 私なんかが智成と付き合うなんて釣り合わないんだから」
「陸翔にしたら大事な妹の彼氏が俺じゃ不満なんだよ。それより茉緒、釣り合わないってなんだよ。体重か? 背丈か?」
ふざけた言い方にちょっとムッとして私はまくし立てる。
(心の声は心の中に留めておくけど)
「なに馬鹿なこと言ってんのよ、すごい会社の御曹司でお金もちでしょ? その上優秀な秘書でモデル並みにカッコよくてレディファーストも完璧で(ちょっと意地悪だけど)めちゃくちゃ優しい完璧な智成と、ただの公務員の娘でお嬢様でもないし、美人でもないし仕事もただのバイトで誇れるものも何も持ってない私とでは釣り合わないって言ってるの」