キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です
頼もしい胸に思い切って背中を預けるとより密着度が増して温かくて心地いい。
「智成ってイケメンな上に優しいし仕事は出来るしダメなとこ全然ないじゃん。本物の恋人はこんなに大切にされたら、幸せだろうね」
なのになんで恋人がいないんだろう? 不思議だ。
こんなハイスペックな人に釣り合う人はなかなかいないのかな?
きっと智成の恋人になれる人は負けないぐらい美人で才女なんだろう、私には到底無理だ。
「茉緒」
「ん?」
返事をすると片手で顎を掴まれクイっと後ろを振り向かされた。
意外と真剣な顔に息が止まる。
「そんな他人事みたいなこと言うな。今は茉緒が俺の恋人だろ?」
静かに窘められてしまった。
でもそれは恋人のフリを全うしようとする智成なりの優しさなんだろう。
気を遣わせちゃったな。
今は余計なことを考えるのはよそう。
今日だけはと、私から言ったことだ、私が楽しまなくてどうする。
「う、うん。そうだね」
息を吐きだすと、ついぎこちなくなってしまったけど笑顔で返事した。
智成は真剣な顔のままじっと私を見つめていて目が逸らせない。
「あ……とも、なり?」
なぜか近づいてくる顔に、まさか、ここいっぱい人いるし! と変な想像して内心大慌て。
けど、そこにこの夢の国で定番のパレード曲が始まってふいっとそちらに向く。
パレードが始まった。
大きな装飾された車に乗った着ぐるみたちが軽快な音楽にノリノリで踊りだす。
そのかわいいダンスに目を奪われ変な想像はすっかり忘れてしまった。
「智成! すごい! かわいい! きゃー手振ってくれた!」
後ろではあっと盛大な溜息が吐き出されたことには気づかなかった。
「智成ってイケメンな上に優しいし仕事は出来るしダメなとこ全然ないじゃん。本物の恋人はこんなに大切にされたら、幸せだろうね」
なのになんで恋人がいないんだろう? 不思議だ。
こんなハイスペックな人に釣り合う人はなかなかいないのかな?
きっと智成の恋人になれる人は負けないぐらい美人で才女なんだろう、私には到底無理だ。
「茉緒」
「ん?」
返事をすると片手で顎を掴まれクイっと後ろを振り向かされた。
意外と真剣な顔に息が止まる。
「そんな他人事みたいなこと言うな。今は茉緒が俺の恋人だろ?」
静かに窘められてしまった。
でもそれは恋人のフリを全うしようとする智成なりの優しさなんだろう。
気を遣わせちゃったな。
今は余計なことを考えるのはよそう。
今日だけはと、私から言ったことだ、私が楽しまなくてどうする。
「う、うん。そうだね」
息を吐きだすと、ついぎこちなくなってしまったけど笑顔で返事した。
智成は真剣な顔のままじっと私を見つめていて目が逸らせない。
「あ……とも、なり?」
なぜか近づいてくる顔に、まさか、ここいっぱい人いるし! と変な想像して内心大慌て。
けど、そこにこの夢の国で定番のパレード曲が始まってふいっとそちらに向く。
パレードが始まった。
大きな装飾された車に乗った着ぐるみたちが軽快な音楽にノリノリで踊りだす。
そのかわいいダンスに目を奪われ変な想像はすっかり忘れてしまった。
「智成! すごい! かわいい! きゃー手振ってくれた!」
後ろではあっと盛大な溜息が吐き出されたことには気づかなかった。