キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です
不満なのはこっちなのよ! と言わんばかりに睨み返し智成より先に料理を運びお兄ちゃんを真ん中にずらしたんんだけど。
「なにしてんだ? 食べないのか?」
「あっ、食べる食べる」
お兄ちゃんに言われて取り繕うように慌てて食べ初める。
不満そうな智成を放っておいてお兄ちゃんとの会話に集中した。
「あ、そうそう、この案件が終わってからと思ってたんだ、智成」
暫くたわいない話をしてビールを一口飲んだお兄ちゃんが思い出したように智成の方を向く。
智成も食べてた手を止めてお兄ちゃんを見る。
「ん? なに?」
「仕事もしばらく落ち着くし、そろそろ新しいマンション探すことにするよ。悪かったな長いこと兄弟ふたりで厄介になって」
「え?……」
「……いや、別に」
思わぬ言葉に私と智成は一瞬目が合い言葉が出なかった。
お兄ちゃんがマンションを探してる素振りがなかったからすっかり頭から抜けていた。
私たちは居候の身で早く智成のマンションから出て行かないといけない。
これは自然な話の流れで認めなきゃいけないのに、嫌だと思ってしまった。
三人の生活は楽しかったし、智成と離れ離れになってしまうのは寂しい。
「って、ことで、来週の休みにマンション探しに行くぞ茉緒。早く住むとこ決めて茉緒も就職探さないとな」
「あ、うん」
私も遊んでばかりはいられない。
こっちに来たのは就職するためでもあるからそろそろ働かないといけない。
もう少しゆっくりしたかったけど、お兄ちゃんに頼ってばかりもいられないだろう。
寂しさと不安が入り混じって思わず智成を見た。
何か考え込んでた智成が私の視線に気づいて顔を上げる。
智成のちょっと困ったような顔に、住むとこが別になったからって恋人関係がなくなるわけでもないのに、すごく切なくなってきゅっと胸が縮んだ気がした。
「なにしてんだ? 食べないのか?」
「あっ、食べる食べる」
お兄ちゃんに言われて取り繕うように慌てて食べ初める。
不満そうな智成を放っておいてお兄ちゃんとの会話に集中した。
「あ、そうそう、この案件が終わってからと思ってたんだ、智成」
暫くたわいない話をしてビールを一口飲んだお兄ちゃんが思い出したように智成の方を向く。
智成も食べてた手を止めてお兄ちゃんを見る。
「ん? なに?」
「仕事もしばらく落ち着くし、そろそろ新しいマンション探すことにするよ。悪かったな長いこと兄弟ふたりで厄介になって」
「え?……」
「……いや、別に」
思わぬ言葉に私と智成は一瞬目が合い言葉が出なかった。
お兄ちゃんがマンションを探してる素振りがなかったからすっかり頭から抜けていた。
私たちは居候の身で早く智成のマンションから出て行かないといけない。
これは自然な話の流れで認めなきゃいけないのに、嫌だと思ってしまった。
三人の生活は楽しかったし、智成と離れ離れになってしまうのは寂しい。
「って、ことで、来週の休みにマンション探しに行くぞ茉緒。早く住むとこ決めて茉緒も就職探さないとな」
「あ、うん」
私も遊んでばかりはいられない。
こっちに来たのは就職するためでもあるからそろそろ働かないといけない。
もう少しゆっくりしたかったけど、お兄ちゃんに頼ってばかりもいられないだろう。
寂しさと不安が入り混じって思わず智成を見た。
何か考え込んでた智成が私の視線に気づいて顔を上げる。
智成のちょっと困ったような顔に、住むとこが別になったからって恋人関係がなくなるわけでもないのに、すごく切なくなってきゅっと胸が縮んだ気がした。