今さら好きだと言いだせない
私が住んでいるマンションよりも家賃はずいぶんと高そうだ、などと考えながら建物の中にふたりで入っていく。
キョロキョロしながら芹沢くんのあとに続いてエレベーターに乗り、六階のエリアで降りて彼の部屋の前に到着した。
「町宮が開けて?」
「……へ?」
「合い鍵、持ってるだろ?」
私は焦りながらバッグからキーホルダーを取り出したけれど、芹沢くんがなぜ私に玄関を開錠させたがったのか、冷静になってみるとわからない。
合い鍵って、彼がいないときに部屋に入るためのものなのに。これはなんだか使い方が違っている気がする。
だけど、私が鍵穴にキーを差し込む姿を見て、彼が満足そうな笑みを浮かべているので、とりあえず深く考えるのはやめておこう。
ドアノブに手をかけてそっと扉を開ければ、笑みをたたえたまま彼が先に玄関に足を踏み入れた。
キョロキョロしながら芹沢くんのあとに続いてエレベーターに乗り、六階のエリアで降りて彼の部屋の前に到着した。
「町宮が開けて?」
「……へ?」
「合い鍵、持ってるだろ?」
私は焦りながらバッグからキーホルダーを取り出したけれど、芹沢くんがなぜ私に玄関を開錠させたがったのか、冷静になってみるとわからない。
合い鍵って、彼がいないときに部屋に入るためのものなのに。これはなんだか使い方が違っている気がする。
だけど、私が鍵穴にキーを差し込む姿を見て、彼が満足そうな笑みを浮かべているので、とりあえず深く考えるのはやめておこう。
ドアノブに手をかけてそっと扉を開ければ、笑みをたたえたまま彼が先に玄関に足を踏み入れた。