今さら好きだと言いだせない
「心配無用だ」
芹沢くんはなにを気にしてるのかと言いたげな表情だけれど、私がこうして彼の隣にいられるのは役得だから。
そうわかりつつも、できるだけ長く彼のそばにいたいと願う気持ちが確実に私の中にはある。
「ごめんね。なんか……いろいろ巻き込んじゃって」
「いや、付き合ってることにしようって俺が言いだしたんだし。町宮は協力してくれただけだから」
「考えてみたら、私たちって偽装の恋人になってから仲良くなれてるよね。それは良かったと思ってるんだ」
今までより格段に接点が増えて話しやすくなり、お互いに相手をより深く知ることができたのでは、と感じている。
この関係を解消したあとも、私にとってそれは宝物として残るだろう。
「だったら、おととい会社でなにがあったのか話せよ。俺と町宮と廣中は同期だろ。聞くだけしかできないかもしれないけど、話して楽になることもある」
「芹沢くん……」
「大丈夫。俺は口が堅いから誰にも口外しない」
芹沢くんがやさしすぎて、思わず目をうるうるとさせてしまった。
本当は精神的に頼りたい気持ちでいっぱいだ。勇気を出してそのたくましい胸に飛び込んでしまいたい気持ちも。
芹沢くんはなにを気にしてるのかと言いたげな表情だけれど、私がこうして彼の隣にいられるのは役得だから。
そうわかりつつも、できるだけ長く彼のそばにいたいと願う気持ちが確実に私の中にはある。
「ごめんね。なんか……いろいろ巻き込んじゃって」
「いや、付き合ってることにしようって俺が言いだしたんだし。町宮は協力してくれただけだから」
「考えてみたら、私たちって偽装の恋人になってから仲良くなれてるよね。それは良かったと思ってるんだ」
今までより格段に接点が増えて話しやすくなり、お互いに相手をより深く知ることができたのでは、と感じている。
この関係を解消したあとも、私にとってそれは宝物として残るだろう。
「だったら、おととい会社でなにがあったのか話せよ。俺と町宮と廣中は同期だろ。聞くだけしかできないかもしれないけど、話して楽になることもある」
「芹沢くん……」
「大丈夫。俺は口が堅いから誰にも口外しない」
芹沢くんがやさしすぎて、思わず目をうるうるとさせてしまった。
本当は精神的に頼りたい気持ちでいっぱいだ。勇気を出してそのたくましい胸に飛び込んでしまいたい気持ちも。