今さら好きだと言いだせない
「いや、ひどいんじゃなくて……男にあんまり見せたくない」
「なにそれ」
「色白だから首まで真っ赤だし、高木さんみたいな節操のない男に寄ってこられたらめんどくさいだろ」
芹沢くんはなぜか私から視線をはずし、言い訳のような言葉を並べた。
「あはは。高木さん、ね」
「町宮はさ、あの人に狙われてるって気づいてるよな?」
「そんな、まさか」
私がワハハと笑い飛ばすと、芹沢くんはテーブルに右肘をついてグイッと姿勢を前に傾けてきた。
あきれているような、ともすれば怒っているような表情を目にし、程よく回っていた私の酔いが冷めそうになる。
「マジで言ってる? あんなにわかりやすいのに」
「高木さんは誰にでもフレンドリーなだけだよ」
営業部で鍛えられたのか、明るいし、冗談もたくさん言うし、距離感も近い。
高木さんはそういう人なのだ。私を狙ってなどいないと思う。
「なにそれ」
「色白だから首まで真っ赤だし、高木さんみたいな節操のない男に寄ってこられたらめんどくさいだろ」
芹沢くんはなぜか私から視線をはずし、言い訳のような言葉を並べた。
「あはは。高木さん、ね」
「町宮はさ、あの人に狙われてるって気づいてるよな?」
「そんな、まさか」
私がワハハと笑い飛ばすと、芹沢くんはテーブルに右肘をついてグイッと姿勢を前に傾けてきた。
あきれているような、ともすれば怒っているような表情を目にし、程よく回っていた私の酔いが冷めそうになる。
「マジで言ってる? あんなにわかりやすいのに」
「高木さんは誰にでもフレンドリーなだけだよ」
営業部で鍛えられたのか、明るいし、冗談もたくさん言うし、距離感も近い。
高木さんはそういう人なのだ。私を狙ってなどいないと思う。