執事的な同居人
「うーん…」
ゴロリと寝返りをうつ颯太さん。
いや、まさか。
寝てる?
「……颯太さん?」
そっと近くに近寄れば
「スー……」
颯太さんはスースーと寝息をたてて、眠っていた。
この人…寝てやがる。
「もうっ!!なんで!こんなところで!寝てんの!よ!」
そんな気持ち良く眠る颯太さんの腕をガシッとつかみ
「おっっっも!!!」
強引に引っ張り、起こす。
ちゃんと毛布かけてるし…
本当にここで寝るつもりだったのだろう。
「なんで部屋じゃなくてこんな所で寝てるわけっ!!」
「うーん…」
座らせてみても
一向に起きないこの人。