君の知らない恋の話
担任の先生の話が終わった後、自己紹介をする。和子ちゃんというらしい。ふんわりしている彼女にぴったりの名前で、何度も心の中で名前を呟く。名前を呟くたびに、胸が温かくなった。
入学式から約一週間、和子ちゃんとはすっかり仲良くなれていた。和子ちゃんと好きな歌手が一緒だったのがきっかけで、仲良くなれたんだ。
「友達になろうね」
「うん、よろしくね」
嬉しすぎて、思わず声が震えてしまう。初めて繋いだ手の温もりに幸せを感じて、ずっと触れていたかった。
夏になる頃には、ハグなどのスキンシップもするようになっていて、私は和子ちゃんの髪に触れる。入学式の時と髪は同じ長さだ。そして、とても柔らかくて触り心地がいい。
「和子ちゃん、髪がもっと長くても素敵だと思うわ。私、長い髪の方が好き」
髪に触れただけで、こんなにも胸が高鳴る。他の友達にはこんな感情、抱かないのに……。
「美帆ちゃんがそう言うなら、伸ばしてみようかな」
入学式から約一週間、和子ちゃんとはすっかり仲良くなれていた。和子ちゃんと好きな歌手が一緒だったのがきっかけで、仲良くなれたんだ。
「友達になろうね」
「うん、よろしくね」
嬉しすぎて、思わず声が震えてしまう。初めて繋いだ手の温もりに幸せを感じて、ずっと触れていたかった。
夏になる頃には、ハグなどのスキンシップもするようになっていて、私は和子ちゃんの髪に触れる。入学式の時と髪は同じ長さだ。そして、とても柔らかくて触り心地がいい。
「和子ちゃん、髪がもっと長くても素敵だと思うわ。私、長い髪の方が好き」
髪に触れただけで、こんなにも胸が高鳴る。他の友達にはこんな感情、抱かないのに……。
「美帆ちゃんがそう言うなら、伸ばしてみようかな」